【コラム】地盤調査は資料収集や周辺調査も忘れずに

事前に資料収集と周辺調査を行い、効率的な地盤調査を目指しましょう。

地盤調査の必要性は、建物の規模とは関係ない。特に木造建築物の基礎は直接基礎が多く、基礎の根入れも浅いため、評価が難しく、設計者泣かせである。
これまでの震災を見る限り、地震被害における地盤の影響は非常に大きい。そのため、第3種地盤の場合には壁量も1.5倍にしなければならないことが定められている。したがって、地盤調査のない耐震診断はありえないと断言できる。
地震による被害とは地盤被害であり、それを引き起こす原因の多くは建築時の調査不足によるものと言っても過言ではない。建築物が建っている地盤がどのような性質なのか、念入りに事前調査をする必要がある。
大がかりな機器を使わなくても、敷地周辺の資料や現場を見ればある程度の推測ができる。また、それぞれの地盤試験に得手・不得手がある。複数の試験方法を組み合わせるのが確実だ。
[保坂貴司]